スロバキア語の会話で敬語とそうでないのとの使分けについて一つ。 スロバキア語には、敬語のVy(ビィーカッチ)とそうでないTy(ティーカッチ)とあります。私は敬語でない方を友達用語と呼んでいます。日本語と同じく相手によって使分けをします。主語がどちらになるかによって用法が変りますがそんなに難しくはありません。大問題は、その他の文法ですが、やたらに変化します。そこまでの説明に入ると、私の不勉強がばれてしまうので止めておきます。もう、今までにとっくにばれていそうですが、、。 その使分けです。日本語は、年齢、学年、職場の上下で使い分けをし、その差も大きいですが、こちらでは、見ず知らずの人同士は敬語から始まり、親しくなればお互いに了解をして友達用語の使用となります。また、自然とそうなってしまう事もあります。友達として親しくやって行きたいなら、友達用語に切り替えればより一層親しくなれます。そんなに年齢差もなく、ある程度に親しくなって友達用語を使わないというのは何かありそうですね。 初対面から友達用語を使って問題ないと思うのは、高校生くらいまでの子供に対してです。また、お互いが学生同士くらいもいいようです。私には、若い女性を別にした女性に対して、未だ切替のタイミングが分かりません。 お互いが了解しての友達用語ですから、赤の他人で親子以上の年齢差があっても友達用語を使っても構いません。親子は普通友達用語を使っていますが、親によっては子供に敬語を話なさす様にする家庭もあるようです。そういう所の親子関係は、よそよそしく感じ、子供には立ち入れない親の領域が出来てしまうようですね。 その敬語関係から友達用語関係に切りかえる時には、男性同士なら握手をして、自分の名前(苗字ではない)を告げます。女性同士の場合も自分の名前を言いながら握手をしてキスをします。男性と女性の場合も同じくです。私には、このキスがどうしても出来ない。やっぱしもう古い日本人かなあ〜。絶好のチャンスなのにね。 それから、赤の他人で始めから友達用語で話し掛けて来るのは、はっきり相手を見下していると取ってもいいです。私も何度かありました。それは私が東洋人であるというのが大きな要因です。そういう時には、無視するか、不愉快だからはっきりと何時から友達だっけと言ったりもしています。但し、見た目でアホなのには言っても無駄です。 友人の関係者では、友達の友達は友達といった感じで親しみを持って始めから友達用語で話す人もいます。ーが、常識的には子供を除きどんな人にも初対面は敬語ですね。スロバキア人同士の大人が初対面で友達用語を使ったらどうなるか。日本と同じで喧嘩の時ぐらいでしょう。ヤクザじゃあない限りしませんよね。ちょっとこだわり過ぎかな。 こういった見下した話掛けをして来る人物の割合は労働者層とインテリ層で極端の差があります。でも、大学教授で一人だけ始めから友達用語で話掛けてきたのがいました。ああっ、このつはアホだと思いましたね。 要するに、スロバキア語が理解できなければ何も問題はないのです。はい。 |
町の情報誌を読んでいると、今月の75歳以上の誕生日の人の名前と年齢が書かれていました。今月の最高齢は98才です。高齢者の誕生日は今月で130人程度、1年間にすると1600人未満、町部の人口が5万人としても僅か全体の3.2%という少なさです。 これは理解出来ない事もないです。私の回りでも5〜60才代で亡くなる人の割合が非常に高いのです。殆どが病気によるものですが、40代でもこの前までぴんぴんしていたのが急に亡くなってビックリすることもあります。◆追記(5月末):又ショックです。以前に何かと接触のあった42才の人物が急に心臓が痛み出し入院、次の日の明け方までになくなりました。2m近い背丈の離婚者で出会う度ごとに違う女性を連れて満足そうでありましたが、早めにお迎えも来たようです。 家内の実家のある通りに6軒の家が並んであります。その内の5軒まで家主がここ数年の内に亡くなりました。それもご丁寧に下から順番に、当然、残った一軒の主人は戦々兢々である事は言うまでもありませんが、亡くなった全員が恰幅がよくそれなりの病気を持っていて、全員が病院ではなく急に亡くなっているのです。 ここの人達は身長の割りに体重のある人ばかりですから、心臓に負担も多いのでしょう。食事がこれでもかというくらいに脂ぽいものばかりで、朝から豚の脂にパンですから身体に脂肪が付かない方がおかしいですね。何処かの統計でもヨーロッパ中でスロバキア人が一番脂肪分を摂る割合が高いのだそうです。 そう言った肉肉の生活の影響なのか、先天的にアレルギーで肉が食べれない食品アレルギーいう人も割と聞きます。それで日本人である私に食材でいいのがないかとか、この野菜の食べ方を教えてくれとか人伝に来きたりします。町には一軒だけ自然食品店があり、中心街で営業を続けているということはそこそこにお客さんもあるということでしょう。商品の種類がそんなにある訳ではありませんで、日本のと比較するとむしろ貧弱といえます。ですから、その体質の人は、肉食文化の中で食物探しという大変な努力のいる生活をしています。 スロバキア人というのは、石頭の人、特に男性に多いですが、新しい食物に手を出すという事が少ない様に思います。食事の改善で新しい野菜を多く取入れるというのも難しいのじゃないでしょうか。曰く、肉じゃなきゃ食事じゃあない。歳を取ってからじゃもう遅いでしょう。足にミミズみたいに血管が浮き出ている人が多く、これなんか食物の関係ではないかと思います。日本人ではあまり見ないですね。 運動や仕事で身体を動かす人は多いですが、かえって肉体労働者の方に肥満を多く見受けます。高カロリーを採り過ぎて消費がまだ足りないのでしょうか。また、そういうのに限って喫煙や酒飲みも多いですね。 煙草を吸う人は、タバコに高税率が掛けられるようになったこともあり、健康に害という事もありで少なくなってきてはいます。ーが、若者の喫煙が目立ちます。 |
この国では、子供もの名前を付けるのにカレンダーの中に書いてある決められた名前でしか命名できませんでした。でも、今ではそれもなくなりました。 カレンダーの名前の日は、その名前の人を祝うという慣わしがありまして、カレンダーにその名前がない人はお祝いをしてもらえません。その日は誕生日同様に祝います。うちの子供達は日本名なので、当然この名前の日がやってきませんから、お祝いは誕生日だけ年に一回です。子供には重要で2回お小遣いが貰えるところが1回ですから文句もでますね。 プレゼントもします。一般的に女性は大体お花、男性はお酒かな?を貰います。職場では、資本主義体制になってからお酒は慎まれてきていますから、退社前にお祝いの酒盛りをやる様です。 で、付けられた名前で一番というか非常に多いのが男性でヨゼフ、女性がマリカ、両親が敬虔なクリスチャンなのでしょう。これも、マリカ〜!ヨゼ〜フ!と街中で呼べば絶対誰かが振り向くはずです。多いだけに、この名前のコンビの夫婦が私の知合いにも何組かあります。 また、親が子供に自分の名前を付けてもいいので、お爺ちゃんからお父さん、孫までがヨゼフということもあります。呼ぶときには多少混乱しますが、古いヨゼフ、小さい、若いヨゼフとなります。 それで面白いのは、軍から再教育の為に祖父の住所宛に間違って呼び出しがあり、祖父が出掛けると年寄りは要らんと返され、お陰で息子が再教育に行かなくて済んだという話もあります。 赤ん坊の名前は、出産した時点で登録が義務つけられていますから、両親が出産する前に考えておかないと女性が一人で入院先のベッドで考えなくてはならなくます。そういう時は夫か自分の名前を付ければ問題なし。今は自由に名前をつけれると言っても外国人が付けている名前以外に珍しい名前は聞いた事がありません。●追記:始めてスロバキア人でカレンダー外の名前の付いている小学生の女の子に会いました。カレン、今までならカレナと付けなければならなかったのです。それから、最近になって外国の名前を付ける時には、変な名前を防止する為(例えば日本で悪魔という名前が問題になったように)その名前のありそうな国のそういう名があるという証明書の提出が必要になりました。 外人の名前で思い出しました。他の国でもそうでしたが、外国人が本来の自分の名前を持っているのに現地名を自分で付けて使っている人がいます。ここでもベトナム人など、自国語ではこちらの人が呼びにくいというのでヨゼフなんています。ヨゼフでアジア顔では一寸馴れないと面食らいますね。 呼び方は、敬語では男性は前にパンを付けて苗字、女性はパ二を苗字に付けます。苗字は男性と女性では違います。女性の場合は、苗字の最後にOVAが付きますが、KAで終わる場合もあります。女性は苗字も名前も最後にAが付くと覚えておけばいいです。改革後、外国人家族の女性は公式文書でも苗字にOVAを付けなくてもよくなりました。 親しい場合の名前の呼び方は、名前をそのままでも良いのですが、略したり、本来の名前と全く違って呼ぶ習慣があります。ヨゼフだとヨシコ、ヨジョ、ステファンがどうしてなのかピシュタになったり、マリカがマルシカ、マヤとなります。初期には、それを知らなくててっきり本名だと思っていました。 |
こちらでは、こういった類の建物は全てChata(ハタ)と呼ばれています。湖の側の魚釣り用、自宅から離れた菜園の中、山の中、等など大きいのか小さいのもChataです。社会主義時代にある程度余裕のある人達が自宅もあるから次はCataと建てていったのだと思います。殆どが楽しみながら自らの手で建てたものでしょうね。中には会社で社員の為に建てられたのもあります。 一番多く目に付くのは、道路沿いにある畠の中のですが、これが大小さまざまで普通の民家より立派なのもあります。畠をしながら春から秋までの週末を過すのです。中には冬にも来れる様に暖炉のあるところもあります。只、一般的に町外れですから水の無いところが多いのが難点です。ですから、水溜め用に樋の下にドラム缶が置いてあったりします。こんな家庭菜園は、それまで集団農場に使われていた個人の土地が返され、それが細かく刻まれて販売され、物価高に悩む一般家庭では自前の野菜作りをしようということで、特にアパート群の近くには随分増えたました。 夏場に行くのは湖の近くですが、これも立派なのが沢山あって見て回るだけでも楽しいです。大概の大小の湖の近くにあり、有料で借りれるところもあります。知人の所は細い道路の所に小さなChataが一杯あって、首都圏内の近くて湖水が綺麗で碁石なので多くの人が水浴で集まって週末などは繁華街並です。彼のところは、お父さんが鉄道に勤めていた関係で貨車を据えて改造してありますが、なかなか凝った作りでいいです。ただ、冬はあまり行かないようです。 山の中のChataは、スキー場の近くに多いです。僭越ながら私も所有しています。本通りから5kmくらいの舗装された山道を登り切るとそこはスキー場で、その手前を少し入ります。雪があるとチェーンかスノータイヤがないと昇れません。そこには沢山の山荘があり古い方の地区は思い思いの形で建っていますが、新しい方は一列に南に向いて建っており、雪が多いですから形は鋭角の屋根に統一されて何処も暖炉のレンガの煙突が突き出ています。ここは個人のばかりですが、初めて訪れた人は見学に回る人も多いです。夏場は避暑に、茸取り、ハイキングに最適です。空気がさすが違いますね。前には小川が流れ、偶に近くに熊が出たとか、猪が掘り返した穴、庭に鹿が現れた形跡、サラマンダ―も沢山見掛けて自然に恵まれています。が、山荘があることで自然を壊していることも事実です。大晦日にそこで花火を打ち上げたりもしますから、動物達にとっては迷惑千万ですね。 |
私の町には、市役所、県庁、地方庁とあります。地方庁という役所は最近できたもので今までは何処にもありませんでした。仕事を作る為に設置したんだろうと勝手に思っています。これらは大体が近いところにありますが、手続に行くところがあちこちとあって非常に面倒臭いです。管轄があちこちと分かれている為です。また、やたらと書類が何でも要ります。窓口に行って前に人がいなければ良いのですがいれば待つ時間が長く一つの手続をするのに1日掛りということもあります。 それが、働いている人が要領よくやってくれれば、誠意が見えて気分も和らぐのですが、のらりくらりで偉そ〜うな態度で、それも何時も怒っているような感じです。手続に来る方は手続場所はそこしかないので下手に出るしかなく、余計に付け上がるという悪循環にもなっています。全員とは云いません。多いということです。2〜30年前までの日本の役場とか国鉄なんかよりもっとひどいでしょうね。でも、最近はEU加盟というので改善はされて来てはいるようです。警察なんて本当に最低でした。郵便局はE-mailの発達により今では偶にしか行きませんが、あそこも多少マシになったとはいえそうですが、相変わらずの無愛想です。何か言ったら怒鳴り返されそうなのもいます。 私も今までの経験から役場等では、穏便に感情を押さえながらやって頂くという習性がついてしまっています。だから、偶に公務員から親切にされたりすると大感激をしてしまうのです。 随分前になりますが、遠くに住んでいる友人の妹が役場に就職しまいした。久し振りに遊びに行き役場にも行ってみると、その妹は仕事中で来訪者に対応しています。ところが、何人もの来訪者に今まで見た事のないきつい態度で対応、おいおいこれがあの同じ人物かと変れば変るもので、今までのイメージが一挙に崩れ去ったのでありました。あんた全然偉いわけじゃないよ勘違いしてないかと言おうかなと思ったけどもここではこれが常識なんで言っても分からないだろうから止めときました。 こういう風なのは、以前まで商店でも見られたことです。さすがに最近は個人商店でこんな事をしていたら売上に影響しますからあんまりいませんね。でも、古くからここにある系列スーパーでは、店の構えは西側らしくなりましたが、人は旧来のままの方式です。従業員が突っ立って見張っているのです。かっぱらいが多いから無理もないのですが、まったくお客さんを端から泥棒と思って接触しているのと同じ事です。まだ顧客がそういったことよりも主に値段を見て買物に行きますから、上層部も販売員の教育、サービスに力を入れ無くても済んでいる感じです。 西側の大手ス―パー系でもお客さんをそっちのけに仲間同士で話に夢中の従業員も多々見ます。という事はこちらも接客教育らしいものはやっていないのでしょう。実際、その手のスーパーに勤めていた人に聞くと従業員の給料を上げたくないものだから一定期間が来ると簡単に解雇して新しい人を入れるという事を繰り返しているそうですから教育に時間を掛ける暇はないですね。幹部の方はそれなりの教育はされている様にも見えますが、本部から支店に仕事に来た幹部連中がお客さんを差置いて一番便利で良い場所に2台も3台も車を駐車しますか。これからも分かるように、有名西側スーパーなんていったって所詮はそんなものです。 ちょっと前も、スーパーで買物をして会計で商品をベルトに乗せて順番を待っているとキャッシャーが急に何の前触れも無く会計を閉めて別の会計に行けと言出して私も怒り心頭、会計の人数が少なくて余裕が無くイライラしていたのは分かりますが仕事でしょうに、勝手に何処かに行ってしまいました。でも、またそれからが面白い! 私の次に並んでいた客はそれをいい事に会計も済まさずビールケースをそのまま車迄持って行き積んでいる所で一悶着。伊達に長くは住んでいないですね〜。 人々に収入が増えて余裕も出来、店同士の競争がもっと激しくなればこんなお店は淘汰されるか、改善をせざるを得なくなるでしょうね。悲しいかなまだそこまでには至っていません。 |
ここでは、小学校の一年生から早くも先生の引率でクラスの皆で泊り掛けで年に数回一週間もの間、色々な所の見学やスキー、キャンピングなどをしています。さぞかし先生も大変な事であろうと思いますが、事故があったとかは聞いた事がありません。親も平気の顔で送り出すのですから、日本ではちょっと考えられないように思います。これは勿論自由参加ですが、大体は少しでも余裕があれば親はなるべく行かすようです。こんな小さい頃からクラスで一週間も一緒に生活するのですからクラスメートの関係も深くなるでしょうね。 大体はクラスの先生が計画を練っているようで、普段でも劇場に行ったり見本市、産業祭とか集団で出掛けています。土日は休み、夏休みは多い、やたらと何だかんだと休みが多いし、何時、勉強をしているかなと思ってしまいます。 幼稚園児も2〜3人の先生の引率で皆が手をつないでその辺を散歩しているのに多く出会います。微笑ましいものです。が、一度は、街中でこの行列が通りかかり、突然、先生が一人の男の子の頬をビッシャ! 思い切り平手打ちにして何か子供に怒鳴っています。度肝を抜かしました。えっー!先生がそんな事をしていいのんか!? 綺麗な若い女の先生ですよ。男の子は平気な顔で泣きもしないでへらへら。ヘえ〜強い子なんだ。ん?さもありなん、何とその子はロームの子供であった。何をやらかしたのやら。集団行動ができないのであろうか。でも、いくらなんでも平手打ちはないでしょう。普通だったらこれが一生トラウマになるところです。なんか偏見に満ちていますが、先生も厳しいのです。でも、白人の子にもこれをやるのだろうか。まさかあ。 とまあ、小さい時から集団で行動をする事が割りと多いですから、私の知っている限りでは人間関係のマナーも割りときちんと出来ている子が多いように思います。当然、アホなのも一杯いる訳ですが、、。 |
現在、電話は携帯電話が普及し2種類の携帯電話会社がしのぎを削っています。多分、普通電話よりは普及率は高いのではないでしょうか。携帯電話が出る前の普通電話は、改革以後も取付け依頼をしても中々やってくれず、私の所でも知合いのコネを使って取付けてもらいました。それでも隣と同じ回線を共用とかが普通でした。社会主義時代は個人で電話を持っているところはそんなに多くはなく、取付け依頼をしてもコネと賄賂を優先で取付けていくので座して待っていたら一生持てずに終わっていた事でしょう。自由化後の90年代の後半は外国資本に買収されて簡単に取付けてくれるようになったようですが、その時点ではもう携帯電話が普及し出し、今度は個人で普通電話を解約をする人が軒並み増えて皮肉なものです。 高校生くらいになると携帯電話で友達のやり取りで四六時中、ピー!ピー!と鳴っています。話をするわけでなく、相手の電話を鳴らして喜んでいるだけです。こちらでもちょっと余裕のある若い人の必需品の一つでしょう。 インターネットをやる為には電話が必要なので私のところは繋いでいますが、インターネット接続料金は、ここの物価からしたら随分高いもので、私のアパートでもインターネットに接続しているうちは数軒でしょう。ですから、街にはPCが10台程度のインターネットカフェーと呼ばれるところが結構あります。時間120円程度です。学校が退けた時間帯は子供達がゲームに熱中で一杯ですが、普段はそんなに人はいないように見受けます。 会社関係では、今時小さな所でもPCを置いてないところは先ずないです。自社のHPを持っている所も多くありますが、果してそれが役立っているかと言うと甚だ心もとないです。銀行の決算もインターネットでやっているし、取引関係者ともEメールを割りと利用しています。 小学校でもPCが数機置かれていますが、インターネットに接続されるどうかはまちまちで、はっきりいって一般の子供が触る機会は多くないようです。中には担当の先生が全然知識がなく子供が壊すと思い鍵を掛けて触らせないところもあるとか。一台が先生の給料の2〜3ヶ月分ですからね〜。 これが高校になると多少はマシで触る機会も多いし、その講義の時間もあるようです。しかし、職業学校のコックさんの学校には全然ないと言ってます。 |
先程、窓の外から小さな子の激しく泣き叫ぶ声がずっと聞えていました。母親に何かを要求して適えてもらえない時の泣き方です。こういう声を聞くとイライラするのは私だけではないでしょう。日本では何処でも見られる光景だと思います。それがこちらでは、殆ど見る事のない場面ですから、一体何事かと思います。馴れていない分余計に神経に障ります。これは、完全に親の躾の問題でしょうね。 普段から、首の据わらない赤ん坊は別にして子供がぐずって泣いているのを公共の場所で聞く事はまずありません。小さい時から甘やかすという事がないからでしょうか。家庭で寝る時も、ある程度手が掛らなくなると子供部屋で一人で寝かします。いつまでも添い寝というは事情が許す限りしないようです。親も強権で言う事を聞かなければバシバシ尻を叩き、ちょっと大きくなるとド・クータと言って部屋の角に親が許すまで向っておらせ、その後に御免なさいを言わせています。 ある時、スーパーに行きました。珍しく子供の泣き声が聞えてきます。その声が段々に近づいてみると何の事はない同僚の日本人夫婦の子供が泣いているのでありました。両親も恐縮しきり。 私の子供が小さい頃に日本に連れて帰った折、子供を叱る時は親の目が子供の眼の位置の高さでやれといわれましてどういう事なのか分かりませんでした。子供に恐怖心を与えてはいかんということなのでしょうか。そんな事をやっているから今時の日本の子供は大人を怖がらないし、言う事も聞かないのが多いのじゃないかな。子供が成長して社会に迷惑を掛けるか否かは親の責任に大なる物があると考えます。 ここでも、子供を殴るのは良くないという意識も少しはあるようで、あそこの家庭では子供を殴っているとか何とか噂をしながら、その実、自分の所でもやっているんですから世話はないです。 小学校の高学年くらいにもなると親の躾の結果が現れて来ます。大体が問題のある子供の親は、どっかがいかれている場合が多いように思えます。幸いに私のアパートでは、そんな子もなく上手く成長して問題はないようですが、問題がある子のいる棟では落書きが多いし、ホールを汚しても誰も世話もしなくなるようで、類が類を呼んで悪くなる一方です。そういう所の住民は子が子なら親も親でお互いが好感も持たずコミュニケ―ションも上手くいってないように思えます。 好感の持てる両親の子供はやはり爽やかな子が多いですね。 |
これを書いている途中で突然の停電に見舞われ、折角書いていた文章が見事に全部消えたしまいました。困ったもんです。雷が多い時には切れる場合も多いのですが、普段に切れるというのは自由化以後は珍しくなっていましたから、そんな停電なんて考える事もなかったです。今時の電子化時代に下手をすると補償問題で電力会社が潰れかねないでしょうに何をやっているんだか。でも、国民は我慢に馴らされているからそんな事もないかな。 社会主義時代は、それこそ停電は普段的にありました。またか!で済んで、蝋燭、ランプの常設は当り前で、テレビも国営の2チャンネルのみ、社会主義終末ころには外国の放送も入ってはいましたが、どうでもいいような番組ばかりだし、街灯が消えても車の盗難はなかったし、のん気なものでした。 電圧にも強弱があって、折角の日本製電気目覚し時計をセットして寝たはいいが、何時も朝は遅刻という人物も時計のせいにしていましたが、何時までもその理由が使える訳けないですよね。 前月、アパートの1年分の光熱費の精算書が全アパートの家庭に配られ、早速に持ちより消費談議になりました。うちのは他の家庭に比べて消費が少なくて何でだという事になりまして、話を聞いてみると他の家庭では古い電機製品を多く使っている為に消費電力量も当然に多い訳です。うちではテレビは長く見るしPCも長時間使っていますが、古さが決定的に消費に関係する様ですね。暖房の消費も他に比べてうちは低いのです。他の人達は冬中一番強いところにして置くのだそうです。寒くなければ当然閉めればいいのです。そんな事は考えればわかる事だと思いますが、今までの同一料金の時の習慣でそこまで考えが及ばないのかな。それで今頃になって高い高いと言っているのですから世話無い。 電気の賄は原子力発電所が2箇所を中心に、火力発電、水力発電、それからチェコからの送電もあります。 |
この国の給料は法律で最低基準が決められていて大体2万円程度です。 最低給料の職業は商店の売子さんなど、きつい仕事の看護婦さんなんかでもその程度の人もいます。仕事がないからその額で仕方が無いとはいえ4人家族として全員が生活して行くには大変です。それで共稼ぎが殆どなのですが、合わせた金額でも贅沢な生活は出来そうにもありません。 この賃金の安さから外国企業が進出して来ているのですが、チョコ、ハンガリー、ポーランドに比べたらスロバキアには外国企業の進出は極端に少ないと言ってもいいでしょうね。例えば日本企業の場合、チェコでは100社以上、スロバキアでは10社未満。当然、平均給与にも格差が出て上記近辺三国より当然一番低い水準です。チェコとの分離後の出足の時に反EU、反NATOで民族主義も打出しで政治が不味かった様に思います。 新しい政権になってから近隣と足並みを揃え出し、今年はフランスの自動車メーカーの進出が決まっています。それに関連した企業も多く入ってくることでしょう。誘致したその町では既にフランス語熱が高まってきているということで、あの近辺では潤うことでしょう。 特に若者は就職難で学校を卒業しても殆どが就職はできていないようです。経験が無い上にその経験も積めない状態です。私のいる町では、大手ではVWが進出、でも、これでも就職難には変わりなく、多くの若い人が仕事無しです。多くの若者が希望をしているのは国外で働く事。幸い、来年にはEU加盟でそれも容易になり良い事ではありますが、国内に若い人が少なくなります。それに、若い人達は収入が少なく結婚をしたくても一緒に住む所も確保出来ずで子供は益々少なくなる一方です。私の周りにも二十代後半で独身者が一杯います。でも、彼氏、彼女はしっかり持っていますね。実際、既に幼稚園、小学校と子供が少なくなり、先生の就職難はとっくに始まっています。 話は飛んで、それに引換えロームの子供は増える一方、最近、それで子供の人数分に合せて扶養手当が出る方式を改め三人までは扶助は増えるけどもそれ以上は増額は無いとなりました。それに関連してキリスト教関連政党から妊娠中絶禁止法案が提出されていました。 |
今年も既にバカンスシーズンに入っています。 お金のある人は外国の海に行く人も多いです。海は一番多いのが近くのクロアチアの地中海、次にイタリア、フランス、スペイン、ギリシャ等、ちょっといいのがカナリア諸島、北アフリカ海岸。 大体、バスによる団体旅行が多く、それが日本人からすると驚くほど安のいです。そう、一番安いので2週間で2万円程度、それも三食付、但し、寝るのはテント、現地に付くと入替わりに前のお客さんがその同じバスで帰るという按配です。旅行会社によりけりですが、結構満足の出来るサービスです。それで中には、利用の旅行社が倒産し利用者が旅行途中で投出され途方に暮れるという事件が何件もありました。 私も一度それを利用したのですが、日本人は当時スロバキアの出入りにビザが必要であったので、私の為にバスに乗車の全員が待つという事になり、その後の参加は辞退しました。もうビザは必要に無くなりその心配もなくなりましたが。今度はあんな遠いのにバスでよく行くよなあです。 海に行くのはあくまで金銭的に余裕のある人達、そうでない人達のバカンスは何処かの湖にキャンプか別荘を借りて1〜2週間過すことでしょうか。この辺りだとハンガリーのシラバという大きな湖に行く人もいます。国内の良いキャンプ場では外国人も多いです。特にチェコ人、言葉の問題がないのとお金のレートが安いのが大きな理由でしょうね。 何といってもスロバキアの観光地の一番はヴィソキ・タトラです。しかし、あそこは主に外国人目当てでスロバキア人でなくても法外な値段といえる金額です。あれならアルプスに行った方が良いかなと思います。実際には金額にうるさいドイツ人などは避ける傾向で、来るのはロシアなどの成金。一度ロシアの自民党の党首がスキーに来てました。尤も泊まるなら高級な所ばかりでもありませんから探せば庶民的な安さのところも山から下ればあります。 惜しいのが、スロバキアには結構良い観光地があると思うのですが、殆どが開発されてなく折角の資源が宝の持腐れとなっています。かえって観光地化されていないという方が私も好きですが、この国民の為には国は観光に力を入れるべきでしょうね。ちょっとした観光地を只同然で民間に払い下げ一般人が入れなくなるという馬鹿な事を地方自治体でやっている所もあります。 |
新聞は、他の多くの国のように全国紙は少ないです。直ぐに思い当たるのがプラウダ、そういう新聞がソ連にありましたね。ここでも真実、本当という意味で、現在も全国紙であります。私には今だ嘘ばっかりというイメージがありますが、これ、しぶとく生きてます。さておき、この国では各地の地方紙が中心となっています。町とその周辺をカバーをしているのですが、地方紙ならではのローカルな、私にはどうでもいいような話題が多く載っています。これには私の娘も新体操をやっていた時に競技会の結果で何度も名前が載りました。私の住む小さな町にも少なからずの種類が発行されています。身近な情報源ですね。新聞はスタンドで買い配達制度はありません。 それから、無料で配達されて来る広告新聞が4〜5種類、これが以外と馬鹿に出来ない存在で、広告だから会社の宣伝、小売店の特売の掲載など有料ですが、インゼラートと呼ばれる個人用の売ります買います探しますなんかは掲載無料なので人々は結構利用しています。読んでいるだけでも面白い。当方25才の一バツ女性、同居人求む。当方60才、妻に先立たれ50才までの女性求む等など。覗き悪趣味かな。 雑誌は、外国の雑誌を翻訳した値段の高いのから、硬いのから、趣味の雑誌、ポルノまで沢山出回っています。これも主にスタンドで売ってます。種類は多枝に渡っていて、これも人口の割りには以外と豊富です。 書籍は、本屋さんにありますね。当然、それが、あんまりなんというか残念ながら貧弱です。この町には本屋は数軒ありますが、規模も小さいく置いてある本も種類が多くなく数分もあればどんな本が置いてあるか一通り見れます。絵本は割りと種類も多いように思います。本屋さんでは純粋に本のみ、雑誌新聞は置いてありません。こちらの人にとって本は高価な方なので図書館で借りて読むのが一般的といってもいいです。 序に、学校では小学校から大学まで教科書は、国から貸し与えられ使用後は返さなければなりません。なので教科書の裏に使用者が名前を書込み、以前にこの本を誰が使ったか分かります。それだけ倹約しているということですね。但し、ごく僅かの私立学校では教科書は生徒が買います。 ここの人達は、ロームを除き識字率は日本並に高く、殆どの人が新聞、雑誌を読み、テレビニュースも毎日見るようです。どんな田舎に行っても博識のある人が多くいるのです。日本に関しても先進国と言う事もありますが、色々知っていて、大体の人が学校で習った北海道、本州、四国、九州くらいは覚えていて言えるのです。侮りは禁物です。 |
海外でこの言葉を聞いた事のある人は多いのではないでしょうか。何故、私がこれに付いて書くかとというと例によってまたも経験したからであります。これが、割りとあります。言う人間のは多くは高校生くらいまでの少年グループです。彼らは一人の時には決して言いません。大人は面と向っては言いませんが、陰で言っているのを聞いたことはあります。 今回の場合は、両親に見捨てられた孤児施設の子供達が集団で歩いている所を車でゆっくりとすれ違いの時に言われました。当然と言ったら語弊がありますが、ロームの子供が殆どです。話題から跳びますが、この施設にロームの子供の収容が人口の割合と同じ比率であったなら半分以上のこの手の施設は不用になりそうです。テレビでも、この施設関連の番組に力を入れているようなのです。さすがは元社会主義国、そういった番組の中でも半分以上の子がロームの子供達なのです。この施設の話題は次の機会に譲ります。 本題に戻り、、そのすれ違いざまに浴びせられたこの言葉!ム、ム、ムー! 即、今のは何じゃ〜!! 子供だろうが容赦しねいぞ〜!と私、 それを言ったのがロームの子供、まともな教育を受けて大人になれば差別される側の気持ちを思い知らされることでしょう。尤もまともに育てばの話。前にも市場でロームの大人に言われたこともありますが、少数民族の差別されやすい人間がその痛みがわからない、所詮その程度の人達なのかな。それらがもっと弱い立場の奴と思うとそれををまた差別する。ニュージーランドに居た時も少数民族のマオリからありました。 白人の少年達に言われることも多いですが、なんじゃい!と睨め付ければ大概こそこそ逃げて行きます。私なんか直ぐに反応をしてしまい困ったものです。大人気ないといわれればそれまでですが、例えば、日本でも身体的特徴で誰かに馬鹿にするようなことを直接言われてほっておくでしょうか。スロバキア人でも他人からそんな事をいわれれば黙ってはいないでしょうね。何処にでもある事なんで、いちいち反応していたら気が滅入るのではあります。 危ないのは、ネオナチ、スキンヘッドの集団です。その場合は直ぐに逃げましょう。この連中、一時期随分見かけたものです。いることはいるのでしょうが、最近は見ることが殆ありません。迷彩服に黒のズボン、ブーツ、頭は当然丸坊主、この格好もちょっと流行もしました。普通の人物までこの格好で出歩き、近頃やけに危ないのが増えてヤバイ世の中になったものだなと不安に思っていたものです。そういうのを見掛けると避けていましたが、そんな格好の若者と機会があって話してみると、迷彩服は安いから、坊主頭は流行で手入れの面倒がないからと。なんだあ〜。 以前は刑務所の囚人が集団で薄汚れた工事服に丸坊主で鉄道工事をしていたものです。そのイメージも無くなった様で流行が根付いたようですね。毛髪の寂しい人はこれを機会に綺麗に剃り上げている人も多いです。ここの男性は毛深い人が多いですから、その割合も高いですね。また、マフィアにスキンヘッドが多いようで、高級車にスキンヘッドはヤバイというイメージがあります。 |
ペットで一番多く見るのが散歩に連れ歩く犬、ペットでこれだけは税金を払います。アパートで年間1000sk、一軒家では500sk、年間の掃除代のようなもの。法律でウンチの処理はその場でゴミ箱へとなっています。でも、田舎の大きな土地のある家の犬はそんなお金払う必要はなさそうに思いますね。アパート群では、あれだけの犬が毎日少なくとも2回はウンチをしてそれを飼い主が拾っているのは見掛けないないのにウンチの山は見ません。どうでも良いけど、勝手に想像するには、大きなドブネズミが徘徊しているので、彼らが処分しているのではないか? 犬の種類は豊富で世界中のがいると言ってもよさそうです。秋田犬も見ました。はるばる日本からやってきた犬が愛おしく近くにいたら毎日でも撫でてやるところです。地元では毎年犬猫のショーが開かれているくらい盛んです。自由化後は、監視用に犬を飼うところが非常に多く、一般住宅地でも夜中に一匹が吠えると廻り中の犬の大合唱が始まるということにもなります。でも、テレビニュースになるくらい痛ましい犬の事件も多いですね。タトラの方で折角羊飼いに雇われた初日にそこのスロバキア犬のシュワッチに噛み殺されたり、子供が何かのきっかけでドーベルマンに噛み殺されたり。 飼い主は、ペットに何かあったら簡単に昇天をさすように思います。日本なら寿命をまっとうさせようとある程度は手を尽くし自然死をさすと思いますが、キリスト教ですね。何時も行く所の近所の日本のテレビドラマの影響で五郎と名付けた年取ったスピッツが何時の間にいなくなってシェパードがいます。どうしたのと聞いてみると歳をとったのでドクターの所で注射で処置してもらったというのです。 義弟の所ではシェパードがいました。森に棄てられていたのが懐いたので連れ帰った成犬で、近所に人家のない所に住む為にそこで飼っていました。ある時、丁度犬が放されていた所に猟銃を持った夫婦が通りかかり、彼らに犬が向って来たという理由だけで犬に発砲、犬の片方の前足に当りぐちゃぐちゃ、その流れ弾が義弟の直ぐ側をピシューツと通過音、怒った彼はは二人の猟銃を取上げへし折りました。そこで彼は即判断、犬を医者に連れて行き注射で昇天させました。夫婦はいとも簡単に飼い犬に猟銃をぶっ放すし、動物の命はなんとも思っていない様ですね。後日談としては、義弟は猟銃を壊したので訴えられ未だ判決なし。猟銃の発砲はお咎めなしのようです。 猫もペルシャ猫からシャムネコと色々といます。一般的その辺にいるような猫は小柄で、耳が小さく、毛の配色もあんまり多種類ないと思います。田舎では多くの家庭で野放しで飼っていますが、そんなに愛情を持って飼っているという感じには見えませんね。 私の街には、ペットショップが2〜3軒あり、結構流行って、家庭でも水槽を持って金魚などを飼っていたり、緑亀、モルモット、20日ネズミなどなど、特に子供のいる家庭ではペットも多い様です。ニュースの話題としてニシキヘビが餌として与えた兎と仲良くなって一緒に囲いの中にいるというのもありました。それとか、世界中の小鳥をここの動物園よりも多い種類で飼っている人とか、凝る人もいるものです。 |
私の町には現在15ヶ所近くのガソリンスタンドがあります。改革前には5ヶ所だったと思いますから、3倍くらいの数になっています。車の数も相当増えてはいますが3倍も増えてはいないでしょう。昔と違い一台の走る距離が違うのかな。 人口の割りにこれだけのスタンドがあれば過当な競争があってもいいようなものですが、サービスは同じ、ガソリンの値段にも殆ど差がないのです。ここでは有名外資系のスタンドが流行っている様ですね。単に有名というのが大きな理由の様に思えます。私もカードを持ってそこに行っていますが、近くにあって便利というのが大きな理由です。偶に他のメーカーの同じクラスのガソリンを入れるとやけにスピードが出たりするのです。品質が違うのでしょうか。 これはサービスというより迷惑といってもいいのが、窓洗い。備付の道具でスタンドに入ったら洗ってくれるのです。これはチップを求めてアルバイトがやったりしています。でも、そんなに汚れてもいないのにやってもらってもしょうがない。私はなるべくそんなのがいない場所にしてます。でも、いるんですよ。凄いのが偶に、刺激的な格好の若い女の子のアルバイト。目のやり場に困る?しっかり見てます! 以前に、かなり田舎の地元系のガソリンスタンドに寄った時に、その親父さんと話し込んでカードを勧められて持つことになりました。始めて持った折角のカードをこの町でも使うかなと、地元系に行っていましたが、ところが店員の態度はどの店も昔ながらで、毎回、カードを面倒臭がり、終いにはカードを出すタイミングが悪いとか難癖をつけられ、結局、店員の前で何回か使って点数も溜まっていたカードをへし折り、そこのゴミ箱に捨ててきました。ちょっと勿体なかったかな。売上なんか関係ないと店員にしたら屁とも思っていないでしょうね。 タイヤの空気圧が下がり、いつものスタンドで調整して行こうと寄ったら、ポンプが壊れているじゃないか。じゃあと別のスタンドに行くとそこも壊れている。次もまたそう、結局、遠くの四軒目にして始めて壊れていないと。どうなっているのでしょうね。使用料無料でも壊れたら直しておけばいいものを、折角の世界的有名メーカーもこんな田舎国のサービスなんかどうでもいいと教育をやってないのでありましょうか。お国柄とはいえ、資本主義社会に10数年もなっていい加減サービスに目覚めてくれないだろうか。ここでは人件費も安いのだから、日本のような物ではない無料サービスを徹底してやれば抜きん出て成績も上がるのじゃなかろうか。でも、受け手の方も分かっていそうにもないから無理かなあ〜。 |
ある知人に地方の町に3階建商店ビルを個人所有しているのがいて、一度遊びがてら様子を見に行った事があります。彼の場合、何処かの会社の幹部時代にその国営企業が払下でその会社の共同経営者になり、その会社を売り払い大金が手に入った次第の様です。そのお金で商店ビルを買ったのです。 行ってみて驚きました。思わず私、本当にこの建物はあんたのか。これを貸してお金を貰っているのか? と聞いてしまいした。何故か? 建物自体は古くなく悪くないもないのに汚いのなんの。 これで経営者でございとしておられるなと。ビルの外装は、多分、買った当時のそのまま、その上に蜘蛛の巣だらけ、内部は汚れ放題。階段の手すりの間には新聞、チリ紙、埃、一度も掃除らしきものをした事がない模様。 ビル内は衣料品、食品店など。借店舗人の彼らもなんにも言わなかったのだろうか。 知人もしょっちゅう側を通りながら気にも止まらないし、何も思わなかったのでしょうね。 自分の家は綺麗にしているくせに、商売元のビルがなんでこんなに汚いの? 説明をして分かったような分からないような、彼は場所さえ貸せばそれが商売と思っているようで、高い料金で借りている方はいい迷惑、或は、借りている方もそんな事を考えもしないで営業をしている可能性も高そう。そうなると利用するお客さんがいい迷惑か。安けりゃあいいと、これまた意識になかったりして。 兎に角、綺麗にした方がいいじゃないの。 じゃあそうすると云う事になり、早速に倉庫の居候氏に掃除の指示。(この居候氏、自分のアパートがありながら奥さんと上手く云ってない様子で倉庫の方に入り浸り、知人曰く、じゃあ倉庫に居ても良いけど雑用をやってくれと許可をしている) その居候氏が私に聞くに、月に一回ぐらい掃除をすりゃあいいかい? 何を言ってんの、汚れていたら毎日でもやるの! うへー!面倒臭いといった顔、 本当は汚れてなくても毎日やるの、といえば良かったかな。 このビル内にある知人の直営のセルフサービスの食堂でも、やっぱりこちら流、そこはさすがに毎日、掃除はしている(これも何故か?働いている女性たちが以前に何処かの食堂で働いていたから、掃除はしなきゃあいけないという意識があるから)働く女性達が無駄話、従業員がお客から見える所で食事をしていたり等々。〜とまあ、経営者からサービスとは何だか分かっていないのでありました。 |
貧乏人の庶民は、改革後はあまり利用することがなくなってきているのが、これ。 相変わらずと想像されるのが、国から地方自治までの政治家連中。政治家だけの収入であんな財産を持てるはずが無い。 この賄賂というのは、ニュースにならないだけで日本でも沢山あることでしょうが、元社会主義国家のこの国では、この前まで公然の当り前、便宜を計ってもらう為の必要悪でありました。 最も普通でないのが公務員、市民の為にやって当然のことを笠に着て賄賂を要求、やらなければ手続が出来ないというのだから仕方ない。だから、昔、社会の三悪と言われていたのが、警察、税関、町役場です。今、私が思い返してもむっとすることが多くあります。反面、これで得したと思った事もありますが、考えてみれば、普通の社会なら賄賂も何も行けば直ぐにやってもらえることばかりなんですね。 警察でも見入りがいいと思われたセクションが、自動車の車検の更新手続係、古い車ばかりで中々更新が出来ないはずなのがこれで簡単に出来る。これに関連して、車検場もそんな感じですね。ブレーキ関連以外に問題無ければ、大体がOK、だから古い車が多く走っておられるのでしょう。 現在、町役場も警察の手続も昔からすれば随分簡単になりました。税関は来年のEU加盟で多くの仕事がなくなりますね。えらそーにしてたからざま見ろです。尤も、社会主義時代から継続の職員がどのくらい残っているのかは知りませんが、最近も国境で法律には無い通過税のようなものを輸送車がら賄賂として取り続けて、覆面警官隊に職場へ押掛けられ沢山捕まったばかりです。市民は多分喝采ですね。 商店でも、珍しい物が入荷すると第一番に従業員が独占、それが少ないと一般には廻って来ないという具合で、欲しければ普段から店員とコンタクトを持っていなければならないわけです。それで、何か入荷があれば賄賂を渡して手に入れるという事がまかり通っていました。 ああいった社会では、賄賂の前に、まずはコネクションとなる知人を如何に利用価値のある場所に多く持つかが重要な鍵でした。 現在でも、一般で関係あるのが、病院の医者、手術の時にお心付がないと命に関る場合もありうる。医者も人間、ミス、或は故意に患者を殺したとしても捕まったと聞いた事がありません。こんなことを書いていると入院した時に殺されるかもしれないですね。皆さん、これは内緒ですぞ! 先日のニュースで、出産で産道に綿を置き忘れた若い医者を院長が首にすると言っていましたが、果たしてその通りになるのか。マスコミ対策って感じがします。 高校、大学の入学でもあるようですね。そこまでして入学してもついて行けなきゃしょうがない。そんなのに限って勉強なんかしますか。今時、ここで学歴なんて役にも立たないしねえ。大学でも、卒業資格が取れてその後の収入の良い職業は、ちょっと賄賂額も高額ですが、これはあくまでも噂話。その良い収入のはずの裁判長自らが、訴訟人から賄賂を要求して訴えられ免職になった事件が先頃ありました。 現在、賄賂の必要性が少なくなってきて良い事ですが、叉も馬鹿な事を言出している所があります。役場で5000skを支払えば普通で数ヶ月掛る書類を15日以内で作成してもらえるというシステムです。という事は、やる気になれば15日で書類が出来るという事ですね。そんなら、何故普段からそのくらいの日数でやらないのでしょうか。あきれますね。一体、役所って誰の為にあるものなんだ? |
町外れにある私の土地に一時期シェパードがいた犬小屋が置いてあります。その犬小屋はちょっとやそっとでは持ち運べない大きさに重量で、その為に盗まれもせずずっと同じ場所に鎮座しています。 先頃、様子伺いにその土地に行って犬小屋の中を見ると毛布とペットボトルが置いてあります。ははあ〜。今年も来ている様ね。誰かというとスロバキア語を直訳すると家抜きの人。日本語でいうところの浮浪者です。そこで寝ているだけならいいのですが、金属など金目の物を盗んで売るので困りますが、もう私の所には今以上に盗まれるものがないので何も心配がありません。 この浮浪者氏、夏の間だけ私の土地が恰好の場所と思ったのでしょうここ3〜4年来ています。どうやって生きているのでしょうか。街の教会では1日一回の食事を提供して、別の場所では無料で寝る場所も提供されています。彼らは公園に行けば2〜3人見ることができますが、日がな一日一点を見つめて哲学者に徹しています。ここでも女性の浮浪者というのは少ない様ですね。 社会主義時代なら見つかり次第、刑務所に行っていた人達なんですが、現在は民主主義ですから何処なりと住もうと住むまいと自由です。 この前の話、私の山荘がある場所は本道から歩いた場合で50分くらい山道を入った所です。そんな山奥(山荘は一杯あるので寂しくはない)で一人で近辺のキノコ狩りをしていた義弟が会ったのです。見た時には肝を潰したと。背の高い男で髪の毛は腰まで伸ばし、髭もじゃ、腰のベルトにはどデカイナイフ。義弟の様子を遠くから伺っていた様子で、お互いの目が合った途端に両方が慌てて逃げたそうです。義弟も大きく185cm100kg以上で、その図体で慌てる様を考えると笑えてしまいますが。あんな食料も満足に無い所で生きることは大変なことで熊や鹿を殺して食っているのでしょうか。危害を加える様子はないようなので大きな不安はないですが、出会いたくはないですね。好きでやっているのか理由は色々なんでしょう。 また、落ちぶれるのも色々で、これも先日の話、結構、裕福にしていた男が離婚、その後にある女性と知合い結婚、その女性、実は金目当てでありまして、身包み剥がされ追い出され、今は自分の家も無く、偶のアルバイトで生活しているという。やっぱり女は怖い。実は、私の前の山荘の持ち主もこれ。私に売ったお金が入った機会に奥さんを置いて、病気で入院中に知合った看護婦さんのとこに行っちゃいまして、そこまでは計画通り、ところが、看護婦さんは狐かな狸かな。中々のものです。しばらくすると、その看護婦さんの所を追い出されてしまったという噂、おまけにどんな顔して奥さんのところに戻ったのか、奥さんにも拒絶され、それ以後の噂は聞きません。路頭に迷ったことでしょう。明日は我が身にならないようにしましょうね。 浮浪者の話が別の話題となってしましました。失礼。 |